現代の
木造住宅は、この「木骨住宅化」によって
新建材の巨大な市場となり次から次へと開発される新建材とともに
めまぐるしく外観の表情を変えています。

今の「古民家」がブームはそれが「いや」な人たち支えられます。
木の柱と梁による構造軸組、瓦屋根、土壁・漆喰壁と
20年前には、古い、暗い、寒い等と、古くさいものとして
排除されてきた「古民家」が今ブームとなっているのです。

「古民家」に求められているのは、単なるノスタルジーではなく
それは、近代化した木造住宅「木骨住宅」では満たされない
伝統的な木造住宅の良さの再評価です。
木・土・石・紙・草などの地域の自然素材を有効に用い
地域の気候風土に合わせて
「多雪地帯では剛健な建物を、高温湿潤な地域ではより開放的な住まい」
というように地域条件に適応した自然と共生する住宅です。
柱・梁の構造は、そのままおもてにあらわされ
その力強さはそのまま自然と地域共生しています。

「古民家ブームに終わらせない」
未来の子ども達の為に住教育で
しっかり「日本の住宅の歴史を創っていきたい」と思います。