ハレノヒ問題とは

振り袖の販売やレンタルを手がける業者「はれのひ」(横浜市中区)が突如店を閉じ、新成人が予約していた着物を着られなくなった問題で、佐賀市で写真館や貸衣装店を営む「ハレノヒ」には8日、問い合わせの電話がかかってきたり、ウェブサイトへのアクセスが集中して閲覧できなくなった問題。

そして、佐賀市の店舗では、古民家を活用していたようですね。

この問題が大きく報道される要因のひとつに成人式と言う人生において大切なイベントを台無しにしてしまったことが大きいと思います。

お客様の心をもて遊ぶ事業者に多くの人たちが怒りを覚えてしまったと言うことでしょう。

今回の報道により

古民家の再生などにより、活用を薦める私達は、ただ単に、古民家が人々の郷愁を誘うと言う要因を利用し、又、古民家の梁に積った灰を指にとり、「これがいいんですよね」と再生工事を誘うと言う事業行為の団体や事業者になってはならないとあらためて感じることとなりました。

確かに、古民家の一般な現代のローコストの住まいに比べて郷愁を誘う癒しの空間が魅力のひとつでもありますが、ただし、古民家の梁の上の灰はダイオキシンであり あまり健康的なものではありません。私達は、古民家の梁も綺麗に洗い、再度、古色を塗装して使用します。

古民家は、癒しのを与える住まいである以外にも、耐久性や免震構造で耐震性があり更に環境保全を考える時において見習うべき建造物であること、普請や結など日本人の美しさ心を後世へ繋げるべき現代では希少となってしまった価値ある住まいであり、そして、その古民家の正しい再生方法が可能であるが故に古民家の活用による古民家の伝承の活動をしているのです。

伝統構法の古民家には、それ故の再築と言う再生方法があります。私達は、古民家のプロフェッショナルとして、本当のことをお客様へ伝えて行かなくてはいけません。